建設業は非常に幅広い分野があり、一般的に知られていない特殊な仕事も多く存在します。 認知度が低いが重要な役割を担っている建設業の仕事をクイズを交えながら紹介していきます!
Q.この職人さんは何をしているのかな?
1.鉄骨に厄払いの印を描いている
2.鉄骨に付着しているゴミを取っている
3.鉄骨に色を塗っている
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ヒント!!
仕事道具はハケと塗料
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正解は〜
3.鉄骨に色を塗っている
でした!
マイナー作業の解説
この作業は「タッチアップ」といいます
鉄骨は防錆(錆防止)のために塗装を行います。しかし、組立の際に溶接などの作業を経て表面の塗膜が剥がれた箇所や、鉄骨同士の摩擦を確保するために塗装を意図的に行わない箇所が、鉄骨には必ずと言っていいほどあります。
防錆がされていないと結露によって未塗装部に錆が発生してしまい、倒壊のリスクなども大きくなります。
そのような事態にならないように未塗装の箇所を組立後に塗装する作業が鉄骨の【タッチアップ】です。
1.準備について
作業に必要な道具と材料を用意します。主に以下が必要です。
・塗料(既存塗装部の色と同じもの)
・ブラシまたはローラー
・サンドペーパー
・クリーニング用の布
2.表面の清掃
補修する部分の表面をきれいにします。ほこりや油分を取り除くために、クリーニング用の布を使用します。
3.傷の処理
小さな傷や欠損部分がある場合は、サンドペーパーで周囲を軽く磨きます。これにより、塗料が密着しやすくなります。
4.塗料の適用
ブラシやローラーを使って、補修したい部分に塗料を塗ります。必要に応じて、薄く何度か重ね塗りを行います。
5.乾燥
塗料が完全に乾くまで待ちます。乾燥時間は塗料によって異なるため注意が必要です。
6.仕上げ
乾燥後、全体を確認し塗残しがないか確認します。必要に応じて追加のタッチアップを行います。
建物が完成した後では誰にも見ることのできないタッチアップは、
大きな建物の全ての鉄骨を確認して、塗残しがないよう作業していかなくてはいけません。
皆さんが普段使用する建物が倒壊せず安全なのは、こうした今まで知ることのなかったような、
たくさんのマイナー作業のおかげなのです。
これからもみなさんの生活を陰で支えているマイナー作業を紹介していきますので、
次回の更新を楽しみにしていてください!
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