建物の基礎をつくる「コンクリート打設」
コンクリート打設は、固まる前の「生コンクリート」を、型枠というコンクリートを成形するために板材でつくられた型枠の中に流し込み、建物の基礎をつくる工事。
コンクリートは28日間かけて育つ
4週間かけて強度をあげていくコンクリート。夏なら5時間くらいから固まっていくが、コンクリートとして力を発揮するには4週間は必要。とはいえ、コンクリートがしっかり固まるのを待つには時間がかかりすぎるため、強度が5N/mm2くらいになる3日くらいをメドに型枠を外すしていく。100%の強度ではないので、重機を現場に入れるため、重機がコンクリートに乗らないよう細心の注意を払う。
ジャンカを発生させないのがプロ
ジャンカとは、コンクリートを流したときに骨材(砂利)が集まって空隙になってしまうこと。打設時に攪拌するのが足りないと起こるため、出やすい場所などを重点的に攪拌していく。このジャンカを防ぐには経験と勘が物を言うが、どんなに熟練でもゼロにするのは不可能というほど難しいものだ。
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