建築ラボ

2023.04.22

でこぼこ土に打撃と転圧を加える

建設現場の基礎工事で、土を掘ったり、もったりすると、あ〜、土がでこぼこ。そこで転圧機の「ランマー」や「プレート」の登場だ。ランマーやプレートは土壌を固めたり、平らにならしたり、土に含まれる空気を押し出すことで土を強固にし、しっかりと地盤を固めるために使うもの。軟弱地盤の改良やアスファルトの舗装処理などにも用いられるため、道路工事などで見かけたことがある人もいるよね。

ランマーは上下運動で締め固める

ランマーは一本足が伸び縮みして土などに圧をかけて固めるもので、手で支えて動かしていく。その振動はけっこう凄い。粘土質の土壌など高い突き固め力が必要な場合に向いている。

ランマーは地面を固めるパワーが強い

広い範囲を平らにならすならプレート

接地面の衝撃盤が大きく、固める地面の面積が大きいのがプレート。地面を均等にならしたい場合はプレートが適している。幅が広いほど一度に転圧できる面積が広くなるので作業効率は上がる。路面の砂や砂利の転圧や、アスファルトの転圧・表面を仕上げるときに用いられることが多い。

プレートの重量は30~80kgほど。重いほど転圧力が強くなる