建築ラボ

2023.04.17

工事現場でなくてはならない重機

主に土砂を掘ったり削ったり、掘った土を戻したりなどの堀削に用いられることが多いバックホーは、油圧システムによって動くアームの先にショベルを装着した油圧ショベルの一種。世界中でもっとも多く使われている建設機械だ。

このバックホーでアームを目いっぱい伸ばすと6mくらい

何センチ単位での作業ができる、できる奴

手の感覚だけで、大きなアームとショベルを動かすオペレーター。周りで作業する人はアイコンタクトと手で、堀削の位置を指示し、それ通り正確にショベルを動かすのだから、現場はチームワークがいかに大切かがわかるし、オペレーターの技術によって、現場の進行のスピードも変わる。熟練のオペレーターになると、バックホーのショベルの爪の先で、人の背中を掻くことができるという嘘のような本当の話。このショベルで、何センチ単位で土を掘ったり、その土を戻したりと、繊細な作業を行うのだから、熟練になると背中が掻けるというのもうなずける。

1時間20L、燃費悪しのバックホー

L(リッター)はガソリン(バックホーはディーゼル)で何キロ走れる(動ける)か、走行距離をガソリンの消費量で割った値のこと。バックホーの大きさによっても変わるが、29tのバックホーの場合、1日フル稼働でアームを動かして働いた場合、150〜200Lくらいはかかるので、1時間約20Lくらいなので、車に例えると燃費は悪い。大きなアームを動かすのだから、そのくらいかかるのは当然。

後ろ姿がなんとなくかわいい